ダイヤモンドは天然の産物です、ダイヤモンドの4Cのうち、「カラット」「クラリティ」「カラー」は、人間の手を加える事が困難ですが、カットだけが人間の手が加えられる要素です。

そのために、ヨーロッパでは中世から20世紀初頭まで数百年に渡って、ダイヤモンドからその輝きを最大限に引き出すために、多くの研究が重ねられてきました。

ブリリアントカットの始まり

ダイヤモンドのブリリアントカット

1919年、アメリカの数学者、マルセル・トルコウスキーによってアイディアル(理想)カットが発案されました。

ダイヤモンド固有の光学的・物理的な性質を基に理論的に理想とされる比率が計算され、トルコウスキー・ブリリアントが生まれました。

今日でもこのカットがもっとも優れたアイディアル・カットとしてカット・グレーディングの基準となっています。

カットを鑑定する場合、プロポーションとフィニッシュの二つの要素に分けてそれぞれ鑑定評価します。

プロポーションは、直径・高さ・テーブル・クラウン・ガードル・パビリオン・キューレットの各部分のサイズと比率、ガードルとパビリオンのそれぞれの角度を測定します。

フィニッシュはポリッシュ(研磨)とシンメトリー(対称性) に分けて鑑定します 。

ポリッシュは表面の研磨状態をさします。カットが施されたダイヤモンドは、最終工程でポリッシュ(研磨) がかけられます。

この研磨工程の際に、ダイヤモンドの表面にスクラッチ(引っかきキズ)やノット(打ちキズ)、あるいはポリッシング・マーク(研磨キズ) ができやすく、また、ガードルやキューレットがギザギザした状態に研磨されやすいので、注意深く鑑定します。

これらのキズは、ダイヤモンドの輝きに大きな障害となるため品質が下がります。

シンメトリーとは各ファセット(カット面)の形と対称性、テーブル各エッジ(辺)のサイズの対称性と均等性、キューレット及びテーブルのズレや対称性などを測定します。

さらに、ガードルの厚みの不均一や、テーブル面との非平行も、非対称性として減点されます。

ポリッシュとシンメトリーはその度合いによって、5つのランクに分けられます。もちろん、エクセレントが一番品質の高いランクです。

このようにカットによって、ダイヤモンドの良し悪しが決定されるため、カット職人の技術と、熟練度の高さが問われるのです。

ダイヤモンドの光の反射の違い

ダイヤモンドのブリリアントカット

・理想的なカット

クラウンから入った光が全てパビリオンに反射し、再びクラウンに戻り、全反射によって最高の輝きが引き出される。

・厚すぎるカット

光が素通りしてしまい、輝きが鈍くなる。

・薄すぎるカット

光が素通りしたり、乱反射して輝きが鈍くなる。

ブリリアントカットとファセットの呼称

ダイヤモンドのブリリアントカット

横幅を100%とした時の各部の比率の許容範囲

・テーブル

45%~66%

・パビリオンの高さ

41%~45%

・高さ

55%~65%

・クラウン

10%~16%

・ガードル

Very thin to slightly thick

・キューレット

Avoid very large and extremely large

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