婚約指輪はいつ着けたら良いの?

本来ならずっと着けていて欲しい
せっかく購入した婚約指輪もあまり使う機会がないと思っていませんか? 婚約指輪を販売している者としては、ずっと着けていて欲しいと思いますし、本当であれば指に着けてこその指輪です。使わないともったいないと思います。
結婚指輪は毎日身に着ける事が多いと思いますが、「婚約指輪は記念品」という扱いになっていませんか?
婚約指輪っていつ着けるんでしょう?
婚約指輪はいつ着けているのかという疑問に対して、色々と調べながら見ていると下記のような回答がありました。

- 約30%:何か特別な時に着けている
- 約22%:休みの日に着けている
- 約18%:毎日着けている
- 約15%:他の指輪と一緒に着けている
- 約15%:ほとんど着けない
という事で、約半数は特別な時に着けたり休日に着けているという事でした。毎日着けている人はもっと少ないと思っていたんですが意外でしたね。
もちろん、着けないという方も15%ほどいらっしゃってこれに関してはそんなものかと思います。
面白いのは他の指輪と着けているという重ね着けをしている方がいらっしゃるという事ですね。
海外では重ね着けが主流
国際結婚した友人が何組かいるので話していると、海外では婚約指輪と結婚指輪を一緒に着ける事が普通だそうです。
へぇ〜って思ってしまいました。本当はそれが正当だと思うんです。
会社員時代だった頃、朝の通勤電車で一緒だった女性(知り合いではありません)が、ある日ダイヤモンドのしっかりした指輪を着けているのを目撃したのですが、婚約したのかなぁとか思いました。
そしてしばらくしたら結婚式を挙げたのか、結婚指輪も一緒に重ね着けをしていて素敵やないかと思いましたね。
婚約指輪はタンスの肥やし?
実際この意見は多いんです。昔の方の指輪のデザインはダイヤモンドを大きく見せようとした大きな爪で背の高いデザインがメインで今となると使えないデザインなんですよ。
そうすると着けていると何かに引っかかったりしたりで、着ける事を躊躇う場面が多くなり、結果的に着けなくなっているようです。
逆に現在はデザインも多彩ですし爪が小さく背も低いデザインが主流なので着ける場面が多くなったと言えると思います。
じゃあ、どんな時に着けているのか?
あまり着けないという事も多い婚約指輪ですが、どんな時に着ける事が多いのかも調べてみました。
- 自分のテンションを上げる時
- 記念日の食事など、普段よりオシャレする時
- 婚約指輪だからというより普通にファッションとして
- 彼の実家に行く時
- 正式な場所ではなくても、友人とランチする時
- お風呂やお料理、激しい運動の時以外は毎日
- 特別な気分になりたい時
- 飾っておくのももったいないので、たまに外出時
- お出かけの時
- タンスの肥やしになるのが嫌なので、外出する時は常に着けている
- 結婚式やお正月など、行事ごとがある時
- 既婚であることを証明するための時
- 豪華なお食事にお出かけする時
- 友人の結婚式に招待された時に、結婚指輪と重ね着けデートする時
- 彼と出掛ける時
婚約指輪を着ける時にもTPOがあります。
婚約指輪は地金メインの結婚指輪と違ってダイヤモンドメインの輝く物ですから、華やかすぎて逆に注目を集めてしまう事があります。
シーンに合わせて着ける事で婚約指輪を役立つ指輪として使用するのも良いんじゃないでしょうか。
職場
明確なルールがある訳ではありませんし、業務上着ける事を禁止されている場合以外特に着けても問題ないと思いますが・・・
職場での着用は慎重にしたほうが良い思われます。
全ての女性が結婚している訳ではありませんし、結婚していても婚約指輪を作っていなかったり作らなかったりする方もいらっしゃいます。
そういった方の反感や妬みや嫉妬もないとも限りませんから、社内事情も考慮しながら着けるという選択をして頂きたいですね。
日常的な外出
以前と比べてデザインが日常的にも使える物が多くなっていますから、外出時に着ける事は特に問題ありません。
ただ、日常的に毎日着ける物だからこそ気を付けたい事があります。毎日着ける事が当たり前になっていると変化に気づかない事もありますよね。
例えば、汚れているとか爪が緩んでしまっている。最悪の場合、宝石が外れてしまっているなどです。
個人的には寝る前にはしっかりと磨いたりしてキレイに保ちケースに入れて保管する方が良いかと思いますよ。
お祝いごと(結婚式やパーティなど)
当たり前ですが結婚式やパーティーなどフォーマルな場面こそ婚約指輪の出番です。積極的に着けて良い場面です。
ダイヤモンドが煌めく婚約指輪と結婚指輪の重ね着けなども、手元の印象を華やかにしますよ。
弔事
お葬式などのお悔やみごとの場では、喪に服すための場所なので、光物の貴金属はNGとされています。
他に着けるものがない場合などは、ダイヤがセッティングされている面を手の内側にして、目立たないようにしましょう。
実家へのご挨拶や帰省
結婚指輪や婚約指輪をしているかどうかで判断される事もあると言われています。個人的には反対ですが現実はそうではない場合もあるのです。
そんな時にしっかりと婚約指輪をしていると「仲睦まじい夫婦」という印象を与えやすいと思います。
こういった事とは関係なく夫婦円満が分かれば良いとも思いますが、指輪を着ける事で一層分かりやすくなるのでしょう。
子供の卒入学式など
自分より子供がメインの場ですから、必ずしも婚約指輪を着ける必要はありませんが、洋服でも和服でも婚約指輪は似合う物なので出来れば着けていって欲しいですね。
ただ、職場と同じく婚約指輪をお持ちでない方もいらっしゃるので、ひとまず着けていき、皆の集まる場面ではダイヤモンドがセッティングされている面を裏側にするのもマナーの一つではないかと思います。
婚約指輪はしっかりとお手入れして長く長く使って欲しい。
婚約指輪は輝いていなければなりません。そうでなければどこに着けていってもマナー違反です。だからこそキレイに保っていただきたい。これが宝石屋の本音です。
日常的に身に着けていると、皮脂やほこりなどが指輪に付着し、指輪の輝きが鈍くなってきます。そんな時は磨き布なので、キレイにしてください。
ダイヤモンドの曇りが気になる場合は、→ こちらのページを参考にして水洗いをする事をオススメしています。
また、水洗いをするだけではどうしようもない場合もあります。キズが目立ってしまったり爪が緩んでしまったりする事もあるでしょう。
仕事や家の事など時間の経過でリングサイズが合わなくなる事もあります。
そうした場合は、→ 新品仕上げや→ 指輪のサイズ直しなどでキレイを保ちましょう。そういったサービスは同時に爪の緩みや指輪自体の問題も解決してくれます。
せっかく一大決心で作った指輪です。長く永遠にキレイにして輝きを保ち、どんどん着けて出かけましょう(^^)