婚約指輪の選び方

婚約指輪ってどうやって選べば良いのか?これってよく考えてみれば意外と難しいと思うんですよね。プロポーズをする為に1人で見たり2人で見たり、家族や友だちと見たり・・・

予算もあるし好きなデザインもある。ダイヤモンドのグレードなど分からない事だらけです。
このページでは今までのお客さんや、当店で購入してくれた友達などからもアンケートを取った結果などを踏まえて「婚約指輪の選び方」を書いてみました(^^)

まずは婚約指輪の基礎知識から


婚約指輪は紀元前1世紀の古代ローマまでさかのぼります。

愛の思いを伝える象徴として、指輪を贈るという行動は古代ローマ時代にも受け継がれていました。この時代の詩人オウィディウスは詩の中で、

「輪が愛しき人の指をひと巡りするあの妙なる品、その価値は贈るものの愛をおいて他になし」

と詠んでいます。「妙なる品」とはもちろん指輪のことですし、指輪は愛の贈り物以外の価値はないとまで言い切っています。その一方で未来の花嫁に、結婚を契約する意味合いで指輪を贈る風習も、この古代ローマ時代に生まれています。

「当時の婚約指輪は鉄製だった」とあります。しかし、時代が進むにつれて、婚約指輪の素材としては鉄だけではなく、2世紀頃になると、裕福な家庭では豪華に金や銀を使った婚約指輪を用意するようになっていきます。それが現代ではプラチナや金といった貴金属になりました。

なぜ、婚約指輪は必要なのか?


結婚を契約する意味合いで贈られていた婚約指輪ですが、現代では契約と意味合いは薄れてきました。

それなのに婚約指輪が必要なのは男性の想いを伝えるものとし、女性が受け取る事でお互いに結婚を誓い合う為なのです。

最近では「婚約指輪は必要ではない。」というカップルも増えています。
「結婚指輪と違って着ける機会がない。」「そのお金を他に使いたい。」といった理由です。

そうはいっても婚約指輪を贈られて嫌な人はいませんよね。
ボクは宝石屋なのに、→ かなり遅れて婚約指輪を贈りましたし、着ける機会はあまりありませんが、今でも喜んでくれています。

そういった意味でも夫婦円満の役に立っているのではないかと考えています。
たった、それだけ?と言われそうですが実はそういった事が重要です。

婚約指輪の相場


婚約指輪の相場

婚約指輪選びは、言ってみれば二人でスタートする共同生活の第一歩となる作業ということが出来ます。共同作業がスムーズに運ぶよう、心配りをする気持ちを持つことも大切な婚約指輪選びの常識だと考えましょう。

婚約指輪の際、心配りしたい第一のポイントは予算です。結婚雑誌のアンケート調査によると、婚約指輪の相場に対する金額に関する質問でもっとも多かったのは、「30〜40万円未満」という回答。平均相場は38万7千円という額でした。

給料の3ヶ月は誤り?


「婚約指輪は給料の3か月分が常識」などと言われていますが、これは誤りです。購入するときの経済状態で、購入できる一品を選べばいいのです。
婚約指輪は二人の愛の証です。無理をして購入すればいいというものではありません。店長自身の考えでは、何よりも二人が納得した気持ちが一番大切と思っています。

しかし、婚約指輪を実際に指にはめる女性の人にとっては、「せっかくの婚約指輪なんだから自分が納得したパーフェクトなリングが欲しい」と、あれこれと条件を積み上げていってしまうこともあります。
でも、こだわればこだわる分、価格が上がってしまい婚約者の男性を困らせてしまいかねません。

これからの生活をともにしていく男性の懐事情や気持ちもくんであげて、あらかじめ購入予算を二人の間で決めておき、予算内で婚約指輪を選ぶように心がけたいものです。

実際、当店でもほとんどのお客様が、→ お問い合わせ→ 婚約指輪の見積りサービス。それから→ 婚約指輪のサンプルレンタルサービスを頂いてから、予算に合わせた婚約指輪を製作しています。

予算に合わせれば良いんじゃないでしょうか。


ブリリアントジュエリーでの今までの経験では、本当にバラバラでグレードもバラバラなんです(^^;)
それに男性が探している場合が多く、こだわる方と、全然こだわらない方、 それとボクに相談しながら決めるという方がいらっしゃいます。どれが多いというのもないのです。

婚約指輪を選ぶポイントがあります。

この様に、お二人のご予算や状況に応じてで良いんじゃないでしょうか?→ 婚約指輪の見積りサービス→ 婚約指輪のサンプルレンタルサービスなどもどんどん活用して、→ お問い合わせくださいね(^^)
ご希望の予算に合わせた婚約指輪を製作します。

婚約指輪のデザイン


婚約指輪の種類

婚約指輪を購入する時にどんなデザインが指に合うのか?という事です。

基本的に細身でシンプルであればどんな指でも大丈夫です。→ 6本爪のシンプルな指輪だとか、→ 地金だけのシンプルな物であれば問題ありません。

でも、婚約指輪なんですから似合っても似合わなくても本当は良いと思うんです。婚約指輪は2人の気持ちが詰まった指輪なんですから、本人同士が良いと思っていれば良いと思います。極端な事を言えば指輪なんてなくたって良いくらい。(本当は買って欲しいけど・・・)

確かに指輪が映える指とかそうではない指というのは見ていてもありますが、ボクが実際に納品の時に見た時は、婚約指輪が着けられた指はどんな指でも美しいんですよね。

もちろん、似合う似合わないという判断をするアドバイスはあります。指輪は実際に指に着けないと分からないので、とにかく遠慮なく着けて着けて着けまくり ましょう。落としてもダイヤモンドは割れませんし、割れたり傷付くのはガラスの方ですからね(^^)

まず、指に着けて鏡に写して第3者の目線で見てみる事が大事ですよね。似合うと思ったデザインがそうではなかったり、指輪だけではいまいちと思ったデザインが指に着けるととても似合ったり。
それに大きな鏡で見ると全体のバランスや服とのバランスなども分かるので、手元だけ見るよりよく分かりますよ。

指に着けるまで指輪は本当の事が分かりませんから、→ 婚約指輪のサンプルレンタルサービスなどを利用してどんどん指に着けて試すのが一番ですよ(^^)

婚約指輪の留め方は、立て爪でなくてはならない?


まず、婚約指輪を頭に思い描いてください。絵を描くのが得意な人は、実際に紙に思いのまま自分が欲しいと思う婚約指輪を書いてみても良いですよ。
すると、多くの女性が特定の指輪になってしまうんです。6本の立て爪で中心になる宝石を留める、「ティファニーセッティング」を思い描いているのです。

一般的に「ティファニーセッティングは婚約指輪の常識」かも知れませんが、もっと自由な発想で婚約指輪を追い求めても良いと思うんですよね。
たしかにティファニーセッティングは、中央の宝石を押し上げるような留め方のため、宝石が周囲の光を受け入れやすくなります。そのため、反射がより強くなるため美しい輝きが得られやすいという利点はあります。

特にダイヤモンドの場合はこの利点が生きてきます。そのため婚約指輪というとティファニーセッティングと多くの女性が思い込むようになってしまったと思います。
でも、ティファニーセッティングの不便な点も考慮してください。婚約指輪を毎日指につけ続けるとすると、ティファニーセッティングをはじめとする立て爪の留め方は引っ掛けやすく危険な事もあります。

また、フォーマルな雰囲気が過剰に演出されてしまう事もあり、普段着とマッチせず、違和感を感じてしまう原因になってしまいがちです。
そこで自分の普段着を考え、もっとカジュアルなセッティング方法をチョイスするのも新しい婚約指輪の常識と考えてみたいものです。

そんな場合は婚約指輪を→ セミオーダーメイド→ フルオーダーメイドする事も考えてください。
指輪の種類って石の形や大きさによっていっぱいあるんですが、ここでは婚約指輪の代表的な種類を載せています。

ソリティア

ソリティア

ソリティア(ソリテール)の「solo」から来ている言葉で、リングのアームに宝石を1粒だけセッティングしたシンプルなタイプです。
ティファニー・セッティングのような立て爪のダイヤモンド一個石はその代表で、婚約指輪としては不動の人気を誇ります。時代や世代を問わず定番の人気デザインです。

伏せ込み

伏せ込み

次は伏せこみセッティング。ダイヤモンドを地金で抑え、全体的に指にフィットするよう高さを抑えたタイプです。
引っかかりも少なく普段使いに一番良いデザインです。

現代的なデザインも多く、地金をふんだんに使うため、アーム部分に小さなメレダイヤを埋め込んだりカスタマイズも豊富なデザインが多いですね。

パヴェセッティング

パヴェセッティング

次にパヴェというものがあります。パヴェは、メレダイヤ(0.02ct前後以下の小さなダイヤをメレと呼びます。)をリングのアームに埋め込んだタイプの婚約指輪です。
リング全体が大変豪華な輝きに包まれるのが特長です。同じパヴェタイプのデザインでも、細工の良し悪しやパヴェ部分に使うメレダイヤの大きさ、品質で見栄えが違いますので見比べてみることが大切です。

サイドストーン

サイドストーン

サイドストーンという種類のエンゲージリング(婚約指輪)もあります。このエンゲージリング(婚約指輪)は中石よりも一回り小さい石を両サイドに一つずつ配したデザインです。
このタイプは両脇の石によって雰囲気が変わります。小粒のラウンドカットが両脇についているタイプはゴージャスな雰囲気に。

そして、大きなラウンドカットが留められていれば大人っぽい雰囲気になりますね。
最近はピンクダイヤやブルーダイヤをワンポイントに1粒だけ添えたデザインも多く出ています。

エタニティ

エタニティ

同じ大きさ、同じ品質のダイヤモンドが指をぐるっと一周するように途切れなく並んだ指輪をと言います。
デザインに切れ目がないため、「終わりがない」こと、すなわち「永遠」を表すシンボルとして古くから用いられてきました。

このタイプはシンプルで着けやすく、しかも華やかさも備えていることから、婚約指輪や結婚指輪を兼用する指輪として選ぶ人も多くなってきています。

婚約指輪の素材


最近ではシルバーが素材として使われる事がありますが、傷つきにくくて変形や変色しにくい素材として日本では「プラチナ」と「ゴールド」があります。

プラチナ

プラチナは変色や変質しにくい安定した品質で婚約指輪にぴったりです。アレルギーも起きにくいので、金属アレルギーなどをお持ちの方でも安心です。希少性が高く、ダイヤモンドの輝きと相性がいい点も人気の理由です。 ただし、プラチナだけでは柔らかすぎて傷付きやすいので、婚約指輪にはパラジウムなどの金属と合わせた合金が使用されています。

最近では「プラチナ100」といった素材も登場していますが、プラチナ100はプラチナが10%で90%は別の地金の合金で出来ています。プラチナ100と言われると全てプラチナというイメージですが実は全く違う素材になります。指輪の素材として通常はプラチナ900やプラチナ950が使用されています。

プラチナは「白金」と呼ばれていて日本人には1番似合う素材だと思います。

ゴールド

日本では18金と言われる素材が有名です。加工がしやすく純金より色味も日本人に合った色になります。

色も多彩な地金で純金をベースにした「ホワイトゴールド」「イエローゴールド」「ピンクゴールド」といった色味に加工が出来ます。

どちらの地金も婚約指輪の地金として最適です。

プラチナもゴールドも好みで選べば良いと思います。基本的にはプラチナが選ばれますが、ゴールドの指輪は海外では人気がありそれぞれの特徴を生かした婚約指輪を作る事が出来ます。

婚約指輪のリングサイズを図る時の注意点


詳しくは→ リングサイズのページに書きましたが、リングサイズを計るときに、頭に入れておくことは、

「朝と夜、そして、季節や体調によっては、前後1番くらいは必ず上下する。」

と言うことです。少しくらいクルクル回っても大丈夫です。あまり神経質にならずに、気を楽にして計りましょう。

婚約指輪をどこで買うのか?


婚約指輪の選び方

まず、どこで買うのか?ここから始まります。

一番考えるのはブランドジュエリーで購入する事が思い浮かぶんじゃないでしょうか?ティファニー、カルティエ、ブルガリなどが有名ですね。これが一番安心する買い方だと思います。

個人的にも研究を兼ねてブランドジュエリーに足を運びます。
やっぱり凄くキレイなんで欲しくなりますよね。ダイヤモンドの品質も統一されていて綺麗ですし、作りの部分も精密に作られています。

他にもゼクシィなどの本を購入し、紹介されているブライダル専門ショップに足を運ぶ・・・結婚といえばゼクシィが一番初めに購入する本ですし、ボクも式場を見る為に買いました。
今でも指輪を見る為とかに買ってます。ただ・・・重量がかさんで重いんですよね(^^;)

そして、最後はパソコンやスマホなどを使ってインターネットで色々なショップを見て調べてみる。

こんな感じでどこで買うのかを決定する。これがボクのお店などで取ったアンケート結果でした。
インターネットを始めに使って探し始めるというのも最近は多かったです。

信頼できるお店を見つけましょう。


さて、ここである程度絞ってみてもなかなか分からない事が多いです。どこを信頼して良いのかどうか?どこで信頼すれば良いのかって事が分からないですよね。。。
簡単ですが、ボクの基本的なアドバイスは「アフターサービスと店員さん重視」ですね。

婚約指輪や結婚指輪、またジュエリー全般に言えることですが「買ったら終わり。」という物ではないのです。
大げさな言い方をすれば「家宝」のようなものです。買ったあとにサイズ直しの必要が出てきたり、使っていると小傷や爪が緩んだりする事もありますから、磨き直しや修理などをしてくるお店なのか?

という事をしっかりと確認すると良いと思います。買ったあとも安心ですからね。

それから、店員さんも重要です。ジュエリーに詳しくない人から一生に一度しかない指輪を買おうと思いますか?どう考えたって嫌ですよね。

押し売りはもっての外ですが、ある程度話していて安心できる店員さんから購入するのが一番です。
そういった意味では人柄というのは重要ですね。やはり婚約指輪を含め、ジュエリーが好きな人じゃないとある程度以上の説明は出来ませんから色々と話したり、インターネットであれば問い合わせをして聞いている事が大事だと思いますよ。

ボクも何か物を買う時には店員さんと購入した後からのアフターサービスを一番重視します。これは価格では買えないものなんですよ(^^)

実際にボクのお店では→ アフターサービスを含め、後々の→ リフォームやリメイクなども行なっていますし、店員については自慢ですが「ボクの対応が良かったから。」といって購入してくれた方もいらっしゃいます(^^)

婚約指輪にはどんなダイヤモンドを選べば良いのか?


婚約指輪の選び方

さて、最後は指輪のデザインが決まれば次はダイヤモンドを選びます。

このダイヤモンドに関して言えば、予算にも大きく関係しますし重要なのですがどう違うのかが分からないというのが普通の人の本音だと思います。
→ ダイヤモンドについてのページををご覧頂ければある程度の知識は身につくと思いますが、ダイヤモンドの品質はとても奥が深く幅広いのです。それにブリリアントジュエリーが→ どうやってダイヤモンドを選んでいるかも一緒にご覧ください。

そこでボク個人がお問い合わせの電話などでお話する時にアドバイスをするのは、

「実際に見た時に1番綺麗だと思うダイヤモンドを選んでください。当店のようにダイヤモンドが見れない場合は予算の中で1番の物を選んで頂ければ必ず喜んでもらえます。」

といったアドバイスです。結構大胆なアドバイスだと自分でも思うんですが、これで間違いありません。
というのは、ダイヤモンドは貴方が思っている以上にキレイなのです。枠に留められたダイヤモンドは綺麗ですよ。

ボクのお店ではサンプルリングとしてシルバーにキュービックジルコニアという偽物の石を留めてサンプルとして使っていますが、実際に注文の依頼を受けて製作し納品すると皆さんサンプルとは比べ物にならないくらいのキレイな本物のダイヤモンドに驚きます。しかも品質に限らず驚きますからダイヤモンドはとんで もなくキレイなんですよ(^^)

だから、ダイヤモンド選びで迷い始めたら、予算に応じて選んだり、予算内で入れる事が出来るダイヤモンドの大きさに応じて選ぶ事が一番なんですよ(^^)

贈る人を想って選びましょう


婚約指輪の選び方

ここまで順を追って婚約指輪の選び方を書いてきましたが、選ぶ基準というのは「贈る人」が基準です。
婚約指輪というのは男性から女性に贈る指輪ですし、基本的には男性が選びます。もちろん女性と一緒に選ぶ事もあるでしょう。男性の好みと女性の好みの違いで色々と迷うことも多いと思います。

しかし、男性の方にアドバイスを贈るとすれば「女性を想う気持ち」こそが一番です。女性が着ける指輪なのですから、自分の好みは差し置いて女性を想いながら選ぶ気持ちが必要です。女性と話しながら決める時も女性に合わせたりする事も必要。

プロポーズの為に男性が1人で選ぶ事もあると思いますが、好きな人を想いながらデザインや予算を考えて選びに選び抜く。その気持ちが大事なんです。

もし、分からない事があれば電話でもメールでも良いのでいつでも連絡をくださいね。難しく考えると深みにハマってしまいますし、ボクも応援しますよ(^^)