ブリリアントジュエリーについて ─ 職人の背中から受け継いだ、誠実なものづくり
ブリリアントジュエリーは、職人の家に生まれ育った私が立ち上げたジュエリーブランドです。
幼い頃から工房の音、金属の匂い、そして職人たちの集中する姿を間近で見てきました。
大人になってからは宝石の販売や営業の現場で経験を積み、お客様がどんなときに信頼し、どんな瞬間に迷うのかを学びました。
私の父は「お客様のため」というよりも、その時その時で“最高のもの”を作ることを信条とする職人でした。
誰かの期待に合わせるよりも、作品そのものに誠実であること。
その姿勢が結果的にお客様のためになることを、私は後に理解しました。
職人の系譜 ─ 技と想いをつなぐ家族の時間
ブリリアントジュエリーの原点には、職人として生きた父と、その兄である石留め職人がいます。
私自身は職人の道には進まず、宝石の営業を通じてお客様と接する仕事を続けてきました。
しかし、幼い頃から工房で見てきた父や叔父の姿が、今の仕事の基礎になっています。
父は「作品のために生きた職人」、叔父は「宝石を最も美しく見せる石留め職人」。
そして私は、その想いを言葉と形で現代に伝える立場としてブリリアントジュエリーを続けています。
職人の世界を肌で感じてきた私にできるのは、その技術と想いを現代のお客様へ橋渡しすること。
一本の指輪に込められた情熱と手仕事の温度を、できる限り言葉と写真で伝えていきたいと思っています。
私たちの立ち位置 ─ 職人とお客様の架け橋であること
私は職人ではありません。
しかし、職人の現場を知り、販売の現場でお客様の声を聴いてきた人間です。
だからこそ、職人の技や意図をお客様の言葉で丁寧に伝える“通訳”のような存在でありたいと思っています。
現在は、長年信頼している職人たちと共に、一本一本を誠実に製作しています。
造りに妥協せず、地金を惜しまず、仕上げを丁寧に。
流行よりも、年月を経ても美しく輝き続けることを重視しています。
歩んできた道 ─ 試行錯誤と気づき
オンライン専門店としてスタートしてから20年以上。
その間に、私も多くの挑戦と反省を繰り返してきました。
特に印象的だったのが、楽天市場に出店した時期のことです。
今から振り返ると、楽天市場への出店は良い判断ではなかったと思います。
確かに売上はありましたが、手数料が高く、利益率が極端に低かった。
「中途半端に売れる」ことで、本店であるブリリアントジュエリーの更新を怠ってしまいました。
結果的に閉店しましたが、その経験から学んだのは──
自分のブランドを、自分の言葉で磨き続けることの大切さ です。
その教訓を胸に、今は本店サイトを中心に、
一つひとつのページを自分の手で整えています。
お客様に直接届けたい想いを言葉にし、写真にし、形にする。
それが、今のブリリアントジュエリーの姿です。
誠実な販売観 ─ 演出ではなく、事実で信頼を積み重ねる
ブリリアントジュエリーでは、煽る言葉よりも確かな情報を重ねることを大切にしています。
素材のこと、造りのこと、工程の意図──必要なことを過不足なくお伝えし、写真と文章で可視化する。
それが私たちの販売スタイルです。
華やかなコピーではなく、日々の仕事の記録をそのまま見せる。
製作風景やお客様の声を掲載するのは、演出ではなく事実の共有です。
そうした誠実さこそが、長く信頼されるブランドを作ると信じています。
家族と共に歩む時間
ブリリアントジュエリーの歩みは、家族の時間と共にあります。
仕事を続けながら、少しずつ積み重ねてきた日々。
このブランドの裏には、そうした“現実の時間”が流れています。
職人の家に生まれ、父の背中を見て育ち、いまは家族と共に新しい形でその想いを受け継いでいます。
これからも変わらず、一本ずつ誠実にお届けしていきます。
受け継ぐ想い ─ 最高の一本を静かに積み重ねる
父が貫いた「作品そのものに誠実である」姿勢は、今もブリリアントジュエリーの根幹にあります。
一本ずつ、できることを丁寧に。
お届けした指輪が年月を経ても誇れる存在であり続けること。
それが私たちの約束です。