ボクがオススメの婚約指輪を聞かれたらティファニーを勧める話
「オススメの婚約指輪ってある?」と聞かれたら
この仕事をしていると、けっこうな頻度で聞かれることがあります。
「オススメの婚約指輪とかジュエリーってある?」
友人でも知人でも、ボクが宝石屋だとわかると、こういう質問が飛んできます。そんな時、ボクは迷わずこう答えています。
「ティファニーがいいんちゃう?」
するとボクの仕事を知っている人は、ちょっとびっくりしたような、怪訝な顔をします。自分でお店をやっているのに、なんで他所を勧めるの?という顔です。
でも、これは別に投げやりになっているとか、自虐でそう言っているわけじゃないんです。純粋に、ティファニーはいい選択だと思っているからそう答えています。
婚約指輪にブランドジュエリーをオススメする理由
ティファニー、カルティエ、ハリー・ウィンストン。こういったブランドジュエリーには、はっきりとした強みがあります。
まず、知名度があります。どこに行っても通じる。プロポーズの場面でも、両親への挨拶でも、「ティファニーの婚約指輪です」という一言で全員が理解できる。これはブランドにしかない力です。
品質とサービスも安定しています。接客の質、アフターケアの体制、リペアの対応。すべてが整っているのがブランドジュエリーです。
婚約指輪選びで何を優先するかは人それぞれですが、「間違いのない選択をしたい」という気持ちは誰にでもあります。その答えとして、ブランドジュエリーはほぼ完璧に機能するんです。だからオススメするのは、至って真剣です。
ブリリアントジュエリーに来るのはどんな人?
では、ボクのような普通の宝石屋が運営するブリリアントジュエリーで婚約指輪を購入するのはどんな方なのか。
それは、「自分で調べて、こだわりがある方」です。
ブランドの定番デザインではなく、自分でダイヤモンドのグレードを調べたり、石の産地を気にしたり、こんなデザインにしたいというイメージを持っていたり。
作る技術は持っていなくても、自分なりのこだわりで一本を作りあげたいと思っている方。そういう方がブリリアントジュエリーに来てくださいます。
ボクとしては、そういうお客さんとのやり取りが一番おもしろいとも感じています。要望をひとつひとつ確認しながら、できること・できないことを正直に話して、一緒に婚約指輪を作っていく感覚があるからです。
技術や品質はブランドに劣っていない
ボクはブランドジュエリーに勝てるとは思っていません。でも、技術や品質で劣っていると感じたことも、正直ありません。
ブランドジュエリーの修理やサイズ直し、カスタマイズなどの依頼も受けています。そういった仕事を通じて、技術的な引け目を感じたことはないです。
婚約指輪の価格については、ブランドより明らかに安く作れます。でもそれは、手を抜いているとか材料を落としているということではありません。
ボクとしてきちんと利益をいただいた上での適正な価格です。
ブランドとの違いを正直に言えば、ブランド料がないこと、そして店舗がないこと。その分の費用が価格に乗っていないということです。
接客という点では、対面ではなくメールでのやり取りになります。ただ、無愛想なわけでも雑に対応しているわけでもなく、できる限り丁寧に説明するようにしています。知識の量で困ったことも、今のところありません。
それでも婚約指輪はブランドをオススメしている
だからこそ、最初の答えはブランドジュエリーで良いと思っています。
こだわりがなければ、間違いのない選択をするべきです。婚約指輪は一生に一度のことが多い。ブランドという安心感は、それだけで大きな価値があります。
ただ、「ティファニーがいいよ」と答えてからの会話で、予算のこと、ダイヤモンドの品質のこと、デザインのこだわりが出てきたとき。そこからは話に乗るようにしています。
その流れで「こういう婚約指輪を作りたいんだけど」という話になれば、ブリリアントジュエリーとして力になれる場面も出てきます。
順番としては、まずブランドを知ってほしい。その上で、自分の選択肢として考えてもらえれば十分です(^^)