婚約指輪にアレキサンドライトを使いたい。

アレキサンドライトは比較的新しい宝石
ルビー・サファイア・エメラルドは旧約聖書の時代から人々に愛された長い歴史があります。
しかし、アレキサンドライトは、発見されたのが19世紀に入ってから。つまり、カラーストンのなかでは新参者ともいえる存在です。
ウィキペディアには、
「アレキサンドライトは、1830年、ロシア帝国ウラル山脈東側のトコワヤのエメラルド鉱山で発見された。
発見当初はエメラルドと思われていたが、すぐに昼の太陽光下では青緑、夜の人工照明下では赤へと色変化をおこす他の宝石には見られない性質が発見され珍しいとして当時のロシア皇帝ニコライ1世に献上された。
巷説では、このロシア帝国皇帝に献上された日である4月29日が、皇太子アレクサンドル2世の12歳の誕生日だったため、 この非常に珍しい宝石にアレキサンドライトという名前がつけられたとされている。」
とありますね。
それなのに、アレキサンドライトが婚約指輪としても通用するプレステージャスな存在のカラーストーンに成長したのはその希少性にあります。
昼のデイライトの元と、夜の蛍光灯という違う光りのもとで、グリーンとレッドの色合いに姿を変えるのがアレキサンドライトの特徴です。
何と言ってもカラーチェンジ効果が良いですよね。
アレキサンドライトの良いところは太陽の光の下と蛍光灯の下とでは輝く色が違うという事ですね。これがアレキサンドライトの希少価値を上げ、地味な見た目から「大人の宝石」と呼ばれる理由です。
カラーチェンジ効果があまりないアレキサンドライトは価値が半減してしまいますからね。しかし、四角いアレキサンドライトでは低品質なものをあまり見ません。
ルビーとエメラルド。この2つの石の色がまさに1つの石の中に交じり合った様な2色の色に恵まれアレキサンドライトは飛びきりの価値があると認められたのです。
そのため、アレキサンドライトは今日では「宝石の王様」という称号さえ与えられているのです。
アレキサンドライトを婚約指輪に使いたい。
意外と多いのがダイヤモンド以外の婚約指輪。うちでは過去にエメラルド、ルビー、サファイア、アレキサンドライトといった宝石の他に、ペリドットやガーネットなどの宝石で婚約指輪を作りました。
その中でも特に多かったのがアレキサンドライトです。大人の宝石と言われるくらいのアレキサンドライトですが、普通の色は黒っぽくてパッとしないんですが白っぽい光ではなくて、豆電球のようなオレンジの光に当たると赤く輝く石なんです。普段は綺麗とは思わないんですがそういった場所では一気に目立つ宝石になるんですよね。
アレキサンドライトに関してはかなり扱ってきました。
ボクは卸業の時にアレキサンドライトをかなり見てきたましたし、業者さんに関しても良い品質の物しか出してきません。とても良い勉強をしてこれたと我ながら思いっています。
まぁ、ダイヤモンドと比べてアレキサンドライトを選ぶ人は10人に1人いるかどうかなので、その機会も少ないんですがその時に本当の良い品質を出す事が出来るのは助かったと思う瞬間でもあります(^^)
それにそういった変わった宝石は一般受けするんですよね。たとえ綺麗ではない品質にしても人目を惹くんです。リアクションされたら嬉しいと思いますし。
それから、プロ向けの石でもあるので良い品質だとプロも一目置くと思いますからね。
アレキサンドライトにも好みの色はありますが、だいたいの傾向はあります。
ただ、ダイヤモンドと違いカラーストーンというのは色目の好みがあるので扱うのはとても難しいものなんです。どんな宝石でも本筋と言われる本当に綺麗な色というのはあるんですが、その本筋でも多少の色目の違いがあって、深い色が良いとか少し浅めが良いとか個人の好みによって変わってくるんですよね。
だから、こちらが最高級です。といってもお客さんがそう思わない場合があるのでその場合は特に難しい。ある程度見てもらってから判断を仰ぐという方が良い場合もあります。写真を撮って送ったり実際に見てもらったりして決めるので時間が非常にかかります。
そういった事がアレキサンドライトにもあるんですが、色目については95%くらいの人の意見は一致していて綺麗な色は決まっています。そして、色変わりについても色が変わった時の赤み加減も誰が見ても分かるくらいとなるので、今までトラブルになった事がないくらいです。
エメラルドやルビー、サファイアなどはそういった色の好みに左右される事がありますが、アレキサンドライトに関してはあまりなくて喜んでもらえます。
そもそもアレキサンドライトを婚約指輪の宝石に選ぶ時点でかなり調べているんでしょう。だから、本当の良さを分かってくれているのだと思います。
アレキサンドライトの婚約指輪の価格
これもよく聞かれます。ダイヤモンドであればグレードと枠のデザインによって大体分かりますし価格も出しやすいのですが、アレキサンドライトはただでさえ希少石という事もあってすぐに価格を出すのは難しいと思います。
カラット数やキズや内包物に、大事なカラーチェンジ効果など検討する事はかなり多いです。
だから、アレキサンドライトを婚約指輪に使うのであれば出来る限り最高の品質を。
といった事くらいしか言えませんが、下記に紹介したブリリアントジュエリーのアレキサンドを使った婚約指輪は30万円という価格設定になっています。
大きさも約4ミリのプリンセスカットという品質の良い状態の石を更にカットして四角くしている為、あまり大きくなくても高品質高価格という事になっています。
ちなみに約4ミリというのは、アレキサンドライトの寸法に合わせて枠を作っていくので「約」としています。カラット数も縦横厚みの違いでハッキリと表示する事が出来ません。
ただ、この辺の大きさと品質であれば枠も含めての価格が設定しやすいので、ブリリアントジュエリーではこの商品しか出品していないのです。
ラウンド(丸)やオーバル(楕円)といった状態のアレキサンドライトをご希望の方は別途見積もりになります。
ただでさえ探すのが大変なアレキサンドライトなので、例えば形の指定や大きさの指定をされても、それがある方が珍しいのです。
それに「これくらいの価格で探して欲しい。」といった場合も色や品質によってかなりのバラツキがあるので、気長にお待ち頂く事になります。
婚約指輪にアレキサンドライトを使った商品のご紹介
アレキサンドライトに合う指輪のデザインですが、オーバル(楕円)の石もありますが、意外とプリンセスカットの石も似合います。実はこれまで→ オーダーメイドなどでも製作しています。
四角いプリンセスカットだと綺麗な石をカットしている(汚い石はカットすると割れてしまう)ので、品質的にも良い物が使えます。
逆にオーバルタイプの石であればデザインをシンプルに両サイドにメレダイヤを留めたようなデザインも魅力的ですし、ずっと使う事が出来ますね。。
ブリリアントジュエリーでも実際にアレキサンドライトの婚約指輪を製作、そして販売しています。色変わりも品質もどちらも最高っですよ。
→ こちらのページからでも購入できますが下記からでも購入可能になっています。分からない事や他にも聞いてみたいと思う方は→ お問い合わせよりどうぞ(^^)