宝石屋が初めてティファニーで婚約指輪を体験してみました。

婚約指輪を選ぶのって、本当に悩ましいですよね。デザインや素材、ダイヤモンドのグレード…考えれば考えるほど迷ってしまうものです。
婚約指輪の選び方に悩む人へ
婚約指輪って、本当に悩ましいものです。素材やデザイン、ダイヤモンドのグレード…頭で考えれば考えるほど、答えが出なくなってしまいます。
実際に店頭で見比べてみても「どっちが良いんだろう?」と迷うばかり。光の当たり方やその日の気分で見え方まで違ってしまうから不思議です。
今回、宝石屋として初めてティファニーで婚約指輪の接客を体験してみました。実際に見比べて感じたことや、接客から学んだ選び方のポイントを日記形式でまとめてみます。
初めてのティファニー接客体験
さぁ、どこの百貨店もそうですが、一階はアクセサリーやジュエリーなどのキラキラ華やかなフロアです。少し見てみると海外ブランドのジュエリーがずらりと並んでいて、シャネル、ブシュロン、ブルガリ、カルティエ、そしてティファニーが中心になっています。
ボクも一応は宝石屋の端くれなので、素人っぽく見せながら順番に見ていきました。カルティエはちょっとガードが高かったので入れませんでしたが、シンプルで代表的なブランドであるティファニーの婚約指輪を見せてもらうことにしました。
ティファニーといえば「オープンハート」や「ブルーボックス」が有名ですが、やはり婚約指輪のブランドとしても圧倒的な存在感があります。これから婚約指輪を探すカップルにとっても、まず名前が挙がるブランドだと思います。
ティファニー婚約指輪の接客と学び
店員さんに声をかけられ、接客椅子に案内してもらいました。一番売れ筋の2つのデザインパターンの婚約指輪を見せてもらい、説明はとても丁寧で興味深かったです。同じカラット数でもデザインで印象が大きく変わることを体感しました。
正直なところ、0.3カラットは小さく見えてしまい、思わず大げさなリアクションをしてしまいました(^^;)
そして2本の指輪を比べると、Bの方が綺麗に見えましたが、実はAの方がグレードが高いものでした。
実際には「Bの方がキレイ!」と思ったのですが、値札をよく見るとグレードはAの方が上でした。つまり品質はAの方が良かったのです(^o^;)
老眼だと全然分からないんですよね、笑。本職としてはちょっと恥ずかしいのですが、人の目って意外と適当なんだなと改めて感じました。
普段はルーペを使って細かく見ているので、余計にそう思ったのかもしれません(^^)
しかし店員さんはそれを指摘せず、「ダイヤモンドは直感で見る方が良いです」と自然にフォローしてくれました。初めて婚約指輪を見に来た人にとっては、とても響く言葉だと思いますし、勉強になりました。
実際、婚約指輪の選び方はスペックだけで決まるものではありません。ダイヤモンドの品質基準(いわゆる4C)ももちろん大事ですが、同じグレードでも印象はデザインやバランスで大きく変わります。今回の接客でそのことを改めて感じました。
婚約指輪選びで大切なこと
30万円と50万円の婚約指輪を見せてもらいましたが、品質や大きさには触れず、あくまで「彼女の雰囲気や好みに合う指輪」を提案してくれました。これはとても印象的でした。
婚約指輪を選ぶとき、グレードやスペックにこだわりすぎるよりも、二人で気に入ったデザインを選ぶことの方がずっと大切だと感じました。品質はある程度以上のラインナップであれば十分で、あとは予算と好みで決めれば良いと思います。
接客を受けながら、宝石屋としても多くの学びがありました。婚約指輪を探す人にとっても、「数字ではなく直感を信じて選ぶこと」が結果的に満足につながるのではないかと思います。
まとめ
今回、宝石屋として初めてティファニーで婚約指輪を体験してみましたが、学びが本当に多かったです。特に「品質の説明をしすぎず、お客様の雰囲気や好みに寄り添って提案する」という接客スタイルは、とても勉強になりました。
婚約指輪は一生に一度の大切な買い物です。ブランドや価格、品質に惑わされるよりも、二人で「これだ」と思える指輪を見つけることが一番大切だと感じました。今度は他のブランドにも行ってみようと思いますし、その体験もまた日記に書いていきたいです(^^)