1カラットのダイヤモンドはなぜ希少価値が高いのか?

ダイヤモンドって何が凄いのか
1カラットダイヤモンドの婚約指輪って今も昔も凄いんですけど、いったいどう凄いのか?って疑問に思いますよね。
1カラットのダイヤモンドは巷に溢れている感じがしますけど、実際にはそう多くないんです。
でも書きましたが採掘にはかなりの希少価値があります。
希少性が高く価格的にも高額なダイヤモンドなんです。他の0.2カラットなどの比較的小さなダイヤモンドの良より圧倒的に少ないのが現状です。
もちろん品質にも関係しますが、それでも多い訳ではないのでどうしても価格が高額になります。
ダイヤモンドはずっと採掘されていますが、どんどん増えている訳ではなく、おまけに地金も増えている訳ではありません。
ちなみにダイヤモンドの採掘量のトップの国はロシアです。そしてコンゴ、ボツワナと続きます。ロシアってプラチナの採掘量も多いし良い国やなぁ。といってもロシアではダイヤモンドが安いのかというとそんな訳でもないんですよね。
国によってダイヤモンドの質が違う
実はダイヤモンドの採掘国によって品質が色々と違います。
個人的にロシア産のダイヤモンドは透明度も高くて傷けも少なく高品質な石が多いです。しかし、カーボンと呼ばれる黒点が比較的多いんですよねぇ。このカーボン厄介なんです。。。そしてアフリカ系のダイヤモンドは透明度も傷けもキレイなんですけど採掘量が多くないんです。個人的に南アフリカの石が綺麗だったと感じました。
そして、インド系の石。インドの石は全体的に綺麗じゃないんです。カットも傷けも内包物も多い。ただ、カーボンが少ないと言って利点があります。
あんまり使いたくないなぁと思ったりするんですが、そういった不利な点も圧倒的に安いので品質の見分けが付きにくい小さめのダイヤモンドをいっぱい使うジュエリーに使うんです。
使いようによっては最高の武器になるんです。
とんでもない場所で採掘されてます
採掘場所はその国によって違いますが、40どや50度を超える暑さの中で人力で採掘されたり、ロシアのような極寒の地では凍土を溶かしながら採掘を続けるという、日本では考えられない過酷な地域の劣悪な環境で採掘されています。
広さも東京ドーム何個分という物ではなく広大ですし、深さも地下何百メートルと掘り進んでいるんです。
機械も費用も莫大ですし、これだけでは原石なのでカットもしなくちゃいけません。
ちなみに1日で処理される量ですが、ある地域では1日で13000トン!も処理されます。それで取れるダイヤモンドの原石なんてビックリするくらい少ないんです。
場所にもよりますが、砂1トンあたり3〜3.5カラット!(約0.6グラム程度)しか採れないんです。恐ろしい・・・
日本だから巷に溢れていると思うんです
日本では長年に渡る景気のせいでダイヤモンドは広く行き渡っているように感じるダイヤモンドですが、本当はかなりに希少石なんです。
その上、大きさも品質もさまざまなので、1カラットのダイヤモンドなんてさっきの数倍採掘しなければ採れません。
身の回りにあるダイヤモンドは色々だと思いますけど、そういった目で見てみるとダイヤモンドの見え方も変わってくるんじゃないかなぁと思います。早速磨き布で綺麗に磨きましたよ(^^)
最近では中国が買い占めているそうです。
最近では中国の業者が日本に拠点を置いて大きめのダイヤモンドを買い占めているそうです。
中国の富豪と呼ばれる方は大きなダイヤモンドを好むようで質屋や業者間取引で買い占めているそうなんです。
だから、大きくて綺麗なダイヤモンドが日本からなくなって探しにくいという事や価格も上がっているという事も聞くんですが、体験的にこういった事は過去にもありました。
ただ、そんなに探しにくいという事もなく価格も飛躍的に上がっているという事もそんなに感じません。
日本ではあまり取引自体が少なくなっているという証拠なのかも知れませんね。